
LANCER EvolutionⅤ
1998年1月発売。形式名"GF-CP9A"。通称"エボV"。
エボV以前のモデルのランエボは、動力性能の高さに比べ、操縦性が低い事が唯一の欠点であった。
その欠点を払拭すべく、1770mmのワイドボディを初めて採用し、幅広タイヤの装着(エボIV 205/50R16→エボV 225/45R17)、アルミ鍛造ロワアームの採用、フロント17インチ4ポット・リア16インチ2ポット対向のブレンボ社製キャリパー、
角度調整式リアスポイラーを装備、タービンもノズル面積アップ(エボIV 9cm²→エボV 10.5cm²)、ブースト圧のアップによりトルクもエボIVから+2kg-mの38.0kg-mに高められている。
但し、馬力は自主規制値一杯の280馬力に収まっている(ただし、エンジン実測馬力は274馬力)。
ブレンボキャリパーの採用、フロントヘリカルLSD、17インチタイヤを標準採用したことにより、制動力が大幅に改善され、従来の「止まらない」「曲がらない」というイメージを完全払拭し、ランエボを「トラクションの化け物」に昇華することとなった。
本モデルの完成度の高さはWRCでも筑波サーキットでも実証され、WRCでは改造範囲の狭いグループA規定のマシンでありながら改造範囲の広い他メーカーのWRカーを圧倒してマニュファクチャラーズ、ドライバーズ、GrN優勝の完全制覇を飾り、筑波サーキットではGT-Rキラーの名をほしいままにした。
まさしくステージを選ばない、縦横無尽の活躍をした歴史的名車である。
更に本モデルは歴代ランサーエボリューションの中でも圧倒的な人気を誇っており、発売されてから年数が経過した今でもその人気は衰える事を知らない。
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