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  ♪♪♪♪♪ プロが秘密にしていたカラオケのコツ ♪♪♪♪♪
        
              *** 第4号 ***
                            2004/ 5/26
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第一章 その四 「息を吸うときはシャックリで!?」


先日読者の方から、

>私は歌うことが大好きです。
>今日は思いっきり歌うぞー!!と張り切っていたのに
>花粉症のせいで声が出せなくなり、思う様に唄う事が
>出来ませんでした。
>声が出にくい時の歌い方はあるのでしょうか?

と質問のメールを頂きました。

う〜ん…? 私は花粉症ではないので非常に難しい質問です。


これから述べる方法がその答えになるかどうかは解りませんが、
ノドを痛めず、唄いやすくする呼吸法がありますので
今回はそれを御説明します。

基本的には息を吸うタイミングが上手くとれるかとれないかで
発声時の負担度が変わります。

すなわち呼吸法でノドの負担を軽くする事が出来るのです。
(これは前号でも解説した力を抜いて唄う事にもつ繋がります)


まず一拍づつ大きく「イチ・ニイ・サン・シイ」と
声を出してみましょう。

これで一小節です。

図にするとこうです。

-------------------------------

\/  \/  \/  \/ 
イチ   ニイ   サン   シイ

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”\”と”/”は指揮者の指揮棒が上下するのをイメージしてください。


”\”が表  ”/”が裏 になります。

たとえば
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\/ \/ \/ \/ __ \/ \/ \/ \/ 
イチ  ニイ  サン  シイ      ゴオ  ロク  シチ  ハチ 

---------------------------------------------------------

この場合はどうですか?

”シイ”と”ゴオ”に間がありますから、ここで息を吸えばいいですよね。


ではこの場合はどうでしょう?
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\/ \/ \/ \/ \/ \/ \/ \/ 
イチ  ニイ  サン  シイ  ゴオ  ロク  シチ ハチ 

---------------------------------------------------------

先程の様な間がないですね。


先程と同様に”シイ”と”ゴオ”の間で息を吸うと
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\/ \/ \/ \/ \/ \/ \/ \/ \/ 
イチ  ニイ  サン  シイ  吸う ゴオ  ロク  シチ  ハチ 

--------------------------------------------------------

”ゴオ”のタイミングがズレてしまいました。
このズレは唄のズレとなって表れます。

かといって息継ぎなしに唄ってしまうのはちょっと苦しいですよね。


では、どうするかと言いますと・・・

この様な時は”シイ”の裏で息を吸います。
(ちょうど”シイ”の”イ”の部分です)
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\/ \/ \/ \/ \/ \/ \/ \/
イチ  ニイ  サン  シ   ゴオ  ロク  シチ  ハチ
          . . . . (吸う)
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これだと唄はズレずにすみます。

よく歌手で「あの人はどこで息を吸ってるんだろう?」と思える様な時がありますが、
実はこの”裏”のタイミングで息を吸っているのです。

この時の息を吸うコツはちょうど ”シャックリ” の時と一緒です。

イメージが掴めましたか?


最初はテンポをゆっくりと、慣れてきたら少しずつ速くしてみて下さい。
コツをつかんだら言葉(歌詞など)でやってみましょう。

地道な練習ですが大切ですよ!



皆さんも今回の様なご質問が有りましたら、お気軽にご相談下さい。


では次号でまたお逢いしましょう。


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[コラム]  

 〜レコーディングスタジオ編〜


カラオケ録りが終わり、いよいよボーカル録り!

広いスタジオ内に一人ぼっちでヘッドホンをつけて、
大きいマイクの目の前に立ちます。

緊張の一瞬が流れ、ガラスの向こう側には作曲家・作詞家・ディレクターと
多くの人の視線を感じながら、「テイク1」(1回目)の声がかかり
演奏が流れ唄入りが始まります。

ガラスの向こうからは難しい顔?
かと思えば、耳打ち話・笑い顔等の光景が見えます。

唄っている本人からすれば、緊張のあまり自分が何を言われているのか
不安になり、スタジオの中から思わず逃げ出したくなる時もあります。

しかし!そんな事とは関係なくガラスの向こうの会話は実に俗っぽく、

「この後どこへ飲みに行く?」

「あの店の女の子はかなりイケてる!」

「マージャンに負けたよ…」など

およそレコーディングとはかけ離れた話が飛び交っています。

でもレコーディング自体は真剣で、さすがプロの集団です。
(まぁ余裕なんですね)


…歌手本人の話に戻ります…

しばらくしてOK!が出て「ホッ」とします。

ようやくガラスの向こうのミキサー室に戻ることができ、
モニタースピーカーから自分の声が流れ全員で聴く時、
新人歌手の場合、涙が流れる光景も見受けられます。

そんな時、音楽ってなんて素晴らしいんだろうなぁと感じます。

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プロが秘密にしていたカラオケのコツ  第4号     

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