『花小路・夢小町』
歩き続けた坂道を
ふいに返れば なつかしい
夕陽がうつす人生は
季節にじんだ 長い影
ここは 花咲く小路
はらり はらりと花びらが
涙になったり 憂いになったり
喜怒哀楽の花小路
数え切れない石ころに
何度ころんで 泣いただろう
明日を照らす太陽が
昇るかぎりは あきらめぬ
私 夢見る小町
ひらり ひらりと夢つやや
桃色だったり 水色だったり
どこまでも行く 夢小町