全体のコメント

素人さんの描く歌詞をみると、日記調子で自分よがりの詞をよく目にします。

描いた本人の思いが先走りして、本人だけが理解しているような情景や心情、
だらだらと自分の思いだけを書き写したようなもの。。。

しかし
今回、皆さんの作品を拝見させていただいて感じた事は、どれもが、歌としての詞の描き方を
心得ている方ばかりのハイレベルな作品でした。

それぞれに素敵なオリジナリティをもっていて、面白い作品ばかりでした。

中にはプロの方もいらっしゃるかもしれませんね。

皆さんの作品は 原石ではなく すでに輝き出しています。
ダイヤの表面をあと少しけずって平らにしてみたり、角を増やしてみれば、
リスナーの心の目を惹く まばゆいダイヤモンドになることでしょう、
これからも腕を磨いて頑張ってください。


                             日本音楽著作権協会 会員 

                                       了咲 真己




投 稿 作 品
題 名 作 者 審査員  了咲真己 のコメント 審査員 中谷 馨 の寸評
いつかの永遠


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この
sherrie
さらりと読んでゆくと、男女がよく描く「永遠の愛」をテーマに書かれた作品
と思ったのですが、何度も繰り返し読んでいると、この歌の中の恋愛は過去
のものなのか、現在進行形のものなのかが よくわからず、又、不倫なのか
純愛なのかも 少しわかりづらい感じがしました。

一行、一行のフレーズの表現にオリジナリティがあり、
力強いものを感じます。
ただ、1つのブロックでみてみると、意味が解りづらく感じてしまうものが
少し気になりました。

例えば、2番Aメロ部、歩みを止めて、愛さえも止まらない、で 色が変わる、、、、何を主体に訴えたいのかを解りやすく描くと、
もっと素敵な詞になることでしょう。


詩が映画を思わせる
言葉使い。
キリがない

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sherrie
男と女の物語を綴った歌詞が大半を占めている歌謡曲の世界。
一、リスナーとして、無意識にそれを踏まえながら
このタイトルを見ただけで、すぐに歌の切なさや、もどかしさを
感じ取る事ができました。

とてもインパクトのあるタイトルですね。
そして、主人公の心情や女らしさが とても艶っぽく描かれている
作品であると感じました。

タイトルがとても面白い!
花小路・夢小町

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姫りんご
リズムを感じるタイトルが気持ち良いですね。
タイトルのオリジナリティが面白い割りに、歌詞の内容や表現が
以外にも平凡に描かれている気がします。

訴えたい内容はよく解るのですが、表現の仕方に 姫りんごさんの
オリジナリティを盛り込めば きっとリズミカルな面白い詞になると
思います。

演歌にもフォークにも出来る
面白い詩。
さよなら向日葵

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おりょう婦人
不倫の別れ歌を描いた詞なのでしょうか、、、
季節の移り変わりと恋の終わりを向日葵に例えた表現は
面白いと思います。

ただ、演歌調の歌の割りに、主人公である女性ののキャラクターが意外と強い女で、切なさよりもクールな女性像を感じてしまいがちです。

もう少し けな気な女性像を描き出せたら、リスナーの心を放っておかないような素敵な詞になると思います。

作詞名のおりょう婦人に
合わない面白さ。
なし

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T さん
歌いだしの「窓辺の花を裂いた雨・・・」など、格フレーズの一部だけを
抜粋してみると、とても面白い表現(シーンが浮かぶ)が沢山散りばめられた詞と感じました。

ただ、全体を通してみたときに、何を一番に訴えたい事なのかが
ぼやけてしまっているように感じます。

情景描写がとても上手だと思いますから、この歌の中に出てくる「貴方」がどんな人なのかをうまく盛り込めば もっと歌の内容が鮮明に浮かび上がって 素敵な詞になると感じます。

詩のまとまりがないけど、
自然体の詩がよかったです。



オリジナル曲「キリがない」はこちら






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